結婚していても収入面などの理由から仕事を行う女性が多く、毎日仕事や家事に大忙しです。男性も昔よりは家事を行う方も増えましたが、女性任せになっている面も否めません。
しかし、女性1人が誰にも頼らずに家事と仕事を両立するのは難しいと言わざるを得ません。2018年に内閣府が実施した全国家庭動向調査によると、女性の1日の家事の平均時間は平日で263分、休日で284分ということが判明しています。つまり、女性は平日や土日関係なく、平均4時間ほど毎日家事に時間を取られているのです。これに働くママの平均労働時間6時間を含むと、1日10時間以上は家事や仕事に時間を費やすことになります。子どもがいる場合は育児にも時間を取られることになり、女性の子育てに費やす時間は週に53時間というデータも出ています。これでは女性が休む時間があるはずもありません。
自分1人で仕事と家事、または育児のすべてをするのではなく、身近な人に頼ることが大切になってきます。たとえば、両親に子どもの面倒を見てもらう、放課後児童などの施設に頼る、夫に家事を手伝ってもらうという方法があります。子どもが大きくなってきたなら、子どもにも家事を手伝ってもらうようにしてもよいかもしれません。家事を手伝う分だけお小遣いを渡すことにすれば、家事の負担が減るだけでなく、働いて収入を得るという環境に子どもを慣れさせることができます。
人が生きていくためには協力して暮らしていく必要があります。それは家庭内でも同じはずです。互いに協力し合う関係を築いていきましょう。