2010年以降、第一子を出産した後も働き続けているママは50%以上にのぼっています。しかし逆に言うと2人に1人は出産後に仕事を辞めてしまっていることになります。やはり仕事と育児、家事との両立は簡単ではないというイメージや、職場理解を得られそうになかったからという理由が多いのではないでしょうか。
今はさまざま支援制度があります。しかしその情報が働くママや他の従業員へしっかり伝わっていない可能性はないでしょうか。
育児休業という名前は知っていても、実は詳しくその中身を知らない人の方が多いかもしれません。保育園等に入れなかった場合は2歳まで取得可能であることや、3歳未満のこどもがいる場合には短時間勤務制度使えることなど、掘り下げて理解するととても働くママをサポートしてくれる制度が多いことがわかるはずです。しっかり従業員がこれらの制度を理解し、情報発信することも大切ですし、両立させようとするママも少し理解しておくと便利かもしれません。このように情報発信してくれる企業であれば出産を控えたママも、両立へ理解がある会社であると認識し産後も残ってくれる可能性があります。
その他にも両立を手助けしてくれるサポートはあります。所定外労働の制限は子どもが3歳になるまで所定労働時間を超えた労働をしなくていいというものです。また働くママの大きな悩みは子どもの急な発熱ではないでしょうか。これにもサポートしてくれる制度があります。看護休暇というもので子どもが小学校に上がるまで取得できます。